困ったときは

現在地がなかなか取得できない

この問題に関するお問い合わせは、ほとんどの場合Android版です。iPhone版でのお問い合わせはこれまでのところありません。以下はAndroidを対象に説明します。

原因は不明ですが、一部のAndroid機では、現在地の取得に非常に時間がかかる場合があります。当社のテスト用Android機でも、ときにこの現象が発生することがあります。症状から考えて、ソフトウェアではなく、GPS取得にまつわるハードウェアの問題と思われます。

確認をお願いします

標準のGoogleマップアプリで現在地が取得できるでしょうか? 標準のGoogleマップアプリでも現在地を取得できないなら、それはロケスマ アプリの問題ではなく、Android本体側の問題です。

Android本体の設定で、位置情報の利用は許可されていますか? ホーム画面にある「設定」→「位置情報サービス」で、「位置情報にアクセス」がオンになっていることをご確認ください。これがオフになっているときには、現在地は取得できません。オフになっているときは、オンにしてください。

上の画面は、Android OS 4.1.2の「設定」→「位置情報サービス」を表示したところです。このようにAndroidには、端末ハードウェアのGPS機能を利用して現在地を特定する機能(「GPS機能」)と、「Google位置情報サービス」を別々にチェックできるようになっています。

  • GPS機能:端末に搭載されたGPSを利用して、現在地を取得します。より正確な位置を取得できますが、GPS衛星の電波を受信できない屋内、窓から離れた室内などでは、現在地取得に時間がかかったり、取得に失敗したりすることがあります。
  • Google位置情報サービス:Googleに登録されているWiFiルーターの位置情報や、携帯電話基地局の位置情報などを利用して、現在地を取得します。一般にGPSを利用する場合よりも位置の精度は低下しますが、総じて現在地取得までの時間は短かいようです。なお、このメニュー名(Google位置情報サービス)は、Android OSのバージョンによって、異なる名称が使われているようです。

特に問題がなければ、上記の両方をチェックすることをお勧めします。両方をチェックしておくと、まずは「Google位置情報サービス」のほうで、おおざっぱな精度で現在地が取得され、その後GPS信号が取得された段階で、さらに精度の高い現在地が取得されます。GPSの信号が取得しづらいときは、信号を受信しやすい場所(窓際など)に本体を置き、少しの間待ってみてください。

なお、GPS設定を変更した場合には、念のためAndroid本体の電源をいったんオフにし、再起動すると確実です。